烏城彫について

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使用・お手入れ・修理

修理について

「長年使っている お盆にツヤがなくなった…」
「家のある古い 小引出しの傷が目立つ…」
漆器は塗り直しで作品の美しい艶をとりもどすことができます。
愛着のある烏城彫を、末長くお使いいただきたいと心から願っています。

烏城彫協会「認定作品のみ」受け賜っています
  • 烏城彫協会で製作し、本店もしくは取扱店舗にて販売させていただいた作品
  • 烏城彫教室の受講生にて彫刻され、烏城彫認定職人による漆塗り作品
  • その他、烏城彫協会の認定作品

烏城彫協会「認定作品以外」の修理は承っておりません。
木製漆器と謳われているモノの中にでも、下地など(木の素地の上に最初に塗料を塗る行程)に漆を使っていない物や、天然の木地を使っていない物が多く、修復方法が分からないのが現状です。
烏城彫協会認定の作品であれば、全て天然素材・日本産生漆を使用しており、修理(塗り直し)方法が分かっております。可能な限り、修理をさせていただきます。


依頼手順
1. お電話またはメールにてお問い合わせください

作品の種類、今の状態など簡単にお聞き致します。
修理費用は実際に作品を拝見してからのお見積もりとなります。

  • 電話番号: 086-225-4561
  • メールアドレス:

2. 作品を烏城彫本店にご持参頂くか、郵送でお送り頂きます

郵送の際は、破損防止のため厳重に梱包してください。又、郵送の際は、事前にご一報ください。

3. 作品を拝見した後、ご連絡いたします

修理内容・納期・お見積もりなど打ち合わせをしながら「修理をするか…どの程度修理するのか…」をご判断下さい。

4. 修理内容が決定

そのままお預かりして修理(塗り直し)作業に入ります。
又、修理をしない場合、厳重に梱包して郵送にてお返し致します。

修理の具体例

修理依頼をお受けするときは、必ず現物を見せていただきます
塗りの傷み、木地の傷み、加飾の傷みの程度をみて修理ができるかどうかの判断をします。
破損が著しい・技法的に無理・修理してもあまり変わらない場合など、率直にお断りさせて頂きます。

表面の色あせ、細かな擦り傷が気になる場合
表面の色あせ、細かな擦り傷が気になる場合

全体の艶出しをする基本的な塗り直しをお勧めいたします。
漆の色は、時間と共に自然に変化しており、部分的な修理だと微妙な色の違いが出来てしまいます。
全体的に表面を研磨してから、日本産生漆を何度も塗り直し仕上げていきます。

絵柄(瓦、野菜、花など)色合い直しの場合
絵柄(瓦、野菜、花など)色合い直しの場合

図柄の模様の数・色の数・手間などに応じて変わり、修理費も高くなってきます。
傷み具合や、作品の種類によって修理費の差が出ることはもちろんですが、基本的な塗り直し以外に、お客さまがどの程度まで修理をされたいかという想いによって異なってきます。

部分的に欠けた・割れた場合
部分的に欠けた・割れた場合

欠け割れ部分と本体とを接着し、凹凸を磨いたあと、日本産生漆で塗り直します。
お盆の縁など、目立ちにくい場所でしたら部分的な塗り直しでも修理できるところもあります。
又、お盆など完全に(半分に)割れてしまった場合は、修理して使用することは実質的に不可能です。

深い傷が目立つ場合
深い傷が目立つ場合

研磨だけでは治らない深い傷には、その傷の上に新たな彫刻をお勧めすることがあります。
作品の絵柄と、新たな彫りのバランス(形、色など)を整えながら仕上げていきます。
彫刻も含めての塗り直しになりますから、費用は多少割高になります。

鏡が割れた、金具(引出しの取手など)が壊れた場合
鏡が割れた、金具(引出しの取手など)が壊れた場合

現行の烏城彫作品については、鏡・金具類共に交換できます。
しかし、とても古い作品・製作中止・限定作品については、同じサイズの鏡や同じタイプの部品在庫がありません。特別なサイズの鏡の製作、別種類の部品のご提案をさせていただきます。

作品の紙箱(保存用など)が壊れたり、古くなったりした場合
作品の紙箱(保存用など)が壊れたり、古くなったりした場合

烏城彫認定作品であれば、ご購入頂けます。


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